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還暦を迎えてからの暮らし…いろいろ

主人と義母を振り返る…2。

主人は、義母から叩かれ塾に連れまわされ物のように扱われてきたのだなぁと想像します。
が、中学生になる時・・・義母に向かって「もう嫌だ!」と言ったそうです。
それから事業をしていた義父の会社の経営が思わしくなくなりました。


主人が義母に本心をぶつけた事より、義父の会社が倒産しかかったことで義母の視界から子供たちは消えました。
今まで、一応は社長夫人だった義母も働かざる負えなくなりました。
何の特技も資格もありません。
服が好きだったので、アパレル業界で売り場に立ちました。


主人が高校入学と同時期に義父は会社をたたみました。
祖父母と主人一家が暮らしていた豪邸は売り払い、祖父母は賃貸での一軒家に。
主人一家も賃貸で一軒家を借りて暮らし始めました。
義父の会社は潰れたけれど、住んでいた豪邸を売却したこと。祖父母に、それなりの預金があったこと。
それで、とりあえずは路頭に迷うことはなかったそうです。


義母は、自分の主人の会社が潰れた事に嘆き悲しむことはなかったらしい。
それより、嫁いでからずっと舅・姑と同居していたので別居になったことが嬉しかったと言いました。
これで、やっと自分たちだけの生活ができると・・・




そんな義母の希望をよそに、義父が働かなくなりました。
私の父と同じように、雇う側から雇われる側になり葛藤があったのかもしれません。
私の父は、タクシー運転手として仕事はし出しましたがギャンブルにハマりました。
義父は、ギャンブルはしなかったですが・・・
主人が、高校1年生から結婚する24歳まで?それ以降も働いていませんでした。
たぶん10年くらいは無職だったと思います。
無職で何をしていたかと言うと、主夫です。
朝から焼酎をのみ、タバコは消している時がないほどのヘビースモーカー、みんなの夕食だけは作る・・・主夫でした。


義父が無職の間、アパレルの売り子だけの義母の収入ではとても賄いきれません。
毎月の生活費、主人の大学の費用など・・・祖父母が補ってくれていたそうです。


主人は、私のようにアダルトチルドレンの要素はなさそうですが、やはり機能不全家族で育ったと思います。
そんな中で、主人も早く家を出たい・・・結婚しかない?と思っていたのでしょう。


お互いをそれほど知らず、それほど好きで好きでと言うわけでもなく結婚した私達夫婦。
お互いの利害が一致したのだと思います・・・家を出る事。

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